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3月に決済が多いのは3月決算の不動産業者・銀行が多いから
いよいよ3月も終盤に差し掛かってまいりました。今年度ももうすぐ終わりです。
3月は、不動産決済(不動産の売り買い)が多く行われる月でもあります。それはなぜかというと、3月決算の不動産業者や銀行が多いという事情があります。
また、買主側で、お子様の学校の学区の都合や、保育園などの事情が関係する場合もありますね。いずれにしても、3月の銀行支店内は、不動産決済が多数行われており、混雑していることがあります。これから3月中に不動産を売る、買う予定のある方は、なるべくスムーズに決済を済ませたいですよね。
ここで、決済前日までに用意しておきたいことの最終確認をしていきましょう。
忘れ物に注意!決済に持っていくもの
決済で一番気をつけたいことは、「忘れ物をしないこと」です。決済での必要書類は、当日中に法務局に持ち込まなければならない書類や、売買代金の振込送金のために必要なものなど、「また後日・・・。」ではすまないものが満載です。忘れてしまった場合には取りに行っていただく必要があり、決済の時間や日にちが仕切り直しになることもあります。決済前に必ず必要書類の再確認を行いましょう。
下記に、買主売主の必要書類を挙げています。あくまで一般的な必要書類ですので、個別に必要なものは、担当の仲介業者や司法書士事務所に確認をお願いします。
買主の必要書類
- 実印(融資を受けない場合は認印で可の場合もあり)
- 身分証明書(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード等顔写真付きのものが望ましい。顔写真付きのものがない場合は、健康保険証と年金手帳など、2点用意しておくとよい。)
- 通帳
- 銀行届出印
売主の必要書類
- 実印
- 印鑑証明書(発行日三か月以内のもの)
- 権利証、登記識別情報
- 身分証明書(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード等顔写真付きのものが望ましい。顔写真付きのものがない場合は、健康保険証と年金手帳など、2点用意しておくとよい。)
- 住民票、戸籍の附票など(住所変更がある場合)
- 売買代金の送金先として指定する振り込み口座の分かるもの
- (ローンの残債務返済を伴う場合)抹消先金融機関から指定された、抵当権の抹消書類受領に必要な用紙(委任状、担保品受取書など)
- 売却物件の資料(測量資料など)
決済前までに行っておきたいこと
次に、決済前までに行っておきたいことを買主、売主別に見ておきましょう。
<買主>自己資金でのお支払いがある場合
住宅ローンのほかに、自己資金でのお支払いもある場合には、自己資金は決済の前日もしくは当日の決済前までにローンを利用する金融機関の口座に入金しておきましょう。決済当日は、ローンを利用する金融機関の口座へ融資金が振り込まれた後、そのまま売主の口座への送金を行います。
<売主>権利証の確認を入念に
売主様は、とにかく権利証を間違えないことが大事です。権利証は、普段見慣れないものであるため、当日持って行ったものが、別の土地の権利証であったり、権利証ではない法務局からの書類(「登記完了証」や「登記事項証明書」、)だったというケースもあります。なるべく事前に仲介業者や司法書士に権利書を確認してもらうと間違いがありません。
スムーズに不動産決済を行い、おめでたい一日に
不動産決済は、売主、買主、仲介業者、司法書士が一堂に会し、売買代金の送金から領収書の交付までを見届けます。複数の人物が集まるので、なるべく滞りなく終えることが望ましいです。
不動産決済は、世界に一つしかない財産を「売りたい」「買いたい」と双方のニーズが一致した、おめでたい取引です。
売買代金を送金している間、売主様が、自身が子供のころは売却物件の周りはどんな様子だったか、どんな思い出があるかを買主様に話したりしている時は、司法書士としてもおめでたい取引に立ち会えてよかった、と嬉しい気持ちになります。
滞りなく取引が終えられるよう、事前準備をしっかり行いましょう!
初回相談無料です(1時間まで)。
まずはお気軽にお電話ください。
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